ゲルマニウムとは？
ゲルマニウムは、自然界の鉱石などから抽出される半導体物質です。
半導体とは、条件によって良導体や絶縁体になる物性のことで（電気を通したり通さなかったりする性質）、ゲルマニウムは温度が上がって温まった時に電気を通すという特性があります。
1885年にドイツの科学者ウィンクラーによって発見されました。
■元素記号 Ｇe ■原子番号 32 ■原子量 72.64
■比重 5.32 ■硬度 約6 ■沸点 2830℃
■融点 938℃ ■第14族 炭素族亜金属（半金属）
現在、地球上に存在する元素は約120ほど確認されています。ゲルマニウムはその周期表32番目に数えられる元素です。
地球上にわずかしか存在しない
ゲルマニウムは、右の画像のようにまとまった塊で自然界に存在するわけではありません。
鉱石や土などに微量ずつ含まれるゲルマニウムを集めて抽出し、このようなインゴットの形状に成形します。
採掘量が限られるので希少なレアメタルに指定されており、価格も高価なのが特徴です。
また、近年は世界的な半導体不足からその取引相場も年々高騰しています
温まることで電子を発動する
ゲルマニウムの原子核の周りには32個の電子が様々な円軌道を描いて周遊しています。
そこに、ゲルマニウムが温まって良導体になることで、一番外側の軌道を回る電子が結合を作り外に放出され、増幅・整流するという電子的特性が働きます。
その結果、これらの電子が温度・光・電磁波に反応をするというメカニズムです。
このゲルマニウムの電子的特性は、時間の経過とともに、消失変異するものではありません。
電子工学の分野で活用される
ゲルマニウムが世界的に注目されはじめたのは1948年です。
半導体性質の特性を生かし、真空管に代わって電気信号の増幅を行うトランジスタに採用されました。
その後、長らく電子工学の分野で活用され、赤外線工学の光ファイバー、電子部品であるダイオード、太陽電池などに活用されてきました。
体に流れる電気エネルギー
電気が流れるのは電子機器だけではありません。
私達の体にも生体電気という微弱電流が常に流れているのをご存じですか？
これは「パルス」と呼ばれ、人体の代謝や神経伝達の上で非常に重要な電気とされます。
通常、神経細胞の中では＋と−の電子がバランスをとりながら機能しています。
しかし体に疲労や痛み、外部からの刺激が加わると、この電子バランスが崩れ、体を流れる生体電流も乱れた状態になります。
そして神経を通ってそれらの電気信号が脳に伝わると「痛い」「辛い」という感覚として認知されます。
このように生体電流と体の不調には密接な関係があり、これらの乱れを調整することは、体に起こる様々な不具合の緩和改善につながると考えられます。
有機と無機ゲルマニウム
ゲルマニウムには有機と無機があります。
「有機は自然なもの、無機は人工的なもの」というイメージを持たれることもありますが、実はこれらはどちらも自然界の鉱物等から抽出されるゲルマニウム元素から精製加工されるのが一般的です。
その精製過程の違いで、有機と無機という性質の違いになります。
自然界の植物等にも有機ゲルマニウムは含まれますが、あまりにも含有量が微量なため、これらから有機ゲルマニウムを作るのは難しいようです。
このようにして製造されたゲルマニウムは、無機は健康アクセサリーや貼付粒、有機はサプリや薬などとして利用されます。
飲用はできない無機ゲルマニウム
有機ゲルマニウムはサプリや薬としても販売されており、服用目的の製品は飲用が可能です。
しかし無機ゲルマニウムは水溶性ではないため食用する事ができません。
成分が体内では吸収分解されない為、体に蓄積してしまいます。
無機ゲルマニウムを、長期間薬のように服用した結果、腎臓に重篤なダメージを患ったという報告もありますのでくれぐれもご注意ください。
無機ゲルマはなぜ金属アレルギーが起こりにくい？
ゲルマニウムは、科学的には半金属（亜金属）という属性であり、見た目は近いですが金属とは性質が異なります。
一般的な金属や合金素材に含まれる、パラジウムやニッケル・銅などのアレルギーの原因になりやす物質も有さない為、身に着けたときに金属アレルギーの症状が起こりにくいとされています。
ただし、全ての方にアレルギーが起こらないことを保証するものではありません。ご心配な場合はパッチテストなどで肌への耐性を確認することをおすすめします。
金属アレルギーのメカニズム
汗をかいたり、粘膜や体液に金属が直接ふれると、その金属中に含まれる成分が外に溶け出し、イオン化という状態がおきます。
このイオン化した金属が、体内のタンパク質と結びつくことで、アレルゲンとなる新たなタンパク質が生まれます。
この新たに生まれたタンパク質を、自己免疫機能は異物（敵）とみなし攻撃してしまう為、肌荒れや炎症などの症状が生じてしまいます。
ちなみに、金属アレルギー起こりにくいことで知られるチタンは、人工骨として体内に埋め込めるほどの生体親和性の高さを誇ります。
これは、チタンが酸素と結びつき表面に強固な被膜を形成することで、原因となる金属の成分が外に溶け出しにくい性質を持つためです。
当店のネックレス・ブレスレットはJIS規格2の高品質の純チタンを使用しています。
解明が進むゲルマニウムの人体への影響
国内では1990年代以降、肩こりや腰痛に対するゲルマニウム貼付粒やネックレスを用いた臨床試験が複数行われており、その有効性が確認されています。
近年では、国立大学でゲルマニウムを首に着けると手指の毛細血管の血流が改善したとする研究結果が発表されました。（2020年8月8日 高知新聞報道）
不調の緩和改善という科学的実証の難しい人体へのゲルマニウムの効果効能ですが、各方面での今後さらなる研究成果が期待されます。
ゲルマニウム粒のデメリット
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世界的な半導体不足やレアメタルの上昇により、ゲルマニウムの相場は年々高騰しています。
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ゲルマニウムはビッカース硬度６の硬い物質ですが、金属のような強度はありません。強く叩けば破損してしまいます。
逆に異金属を混ぜた合金製の場合、ハンマーで叩いても割れないほど頑丈になります。
欠けてしまうのは残念ですが、鉱物ならではの耐久性も純度の高さの証でもあります。
ゲルマニウム粒のメリット
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水分の付着では錆びたり腐食しません。入浴や夏場のスポーツ時も使用可能です。
※温泉の場合は硫黄などの泉質により変色する可能性がありますのでご注意ください
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心臓ペースメーカーを利用の方、腕時計の針の狂いが心配な方でも問題なくご使用いただけます。放射線を発す性質もありません。金属ではないので、空港の金属探査機にも反応しません。
�� 繰り返し使えて経済的
半導体の性質は半永久的に持続する為、一度の購入で繰り返し利用できます。
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金属アレルギーが起こりにくく、肌の弱い方にもおすすめです。
※すべての方にアレルギーが起こらないことを保証するものではありません。
様々な商品に形を変えるゲルマニウム
ゲルマニウムの半導体の特性は一般医療機器をはじめ、健康・美容商材として様々に開発されています。
【ゲルマニウムの商品利用例】
◆人体貼付用粒
◆美容マッサージローラー
◆ネックレスなどの健康アクセサリ―
◆ゲルマニウム温浴剤
◆岩盤浴やサウナなどの岩盤の材料
◆ソックスや肌着などの繊維に練りこんだもの
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